世々開長者
せせらぎちょうじゃ

◆生年月日:─ ◆性別:
◆没年:
◆出身地:〒529-0103 東浅井郡虎姫町中野
◆電話番号:─ ◆FAX:

◆解説:

 かつて虎姫町中野は,虎御前山の麓に位置するという地形から水利に乏しく、人々は苦しんでいた。そこで、中野に住んでいた世々開長者が、自ら資金を提供して灌漑のための水路を掘削し、高時川から水を引くという大事業を行った。高時川の支配者であった井口越前弾正に、錦・綾・餅を千駄(牛・馬千頭分の荷物)ずつを送ってできた井堰であることから「餅の井」と呼ばれる。
 世々開長者については、出自等の詳細が知られていないため、実在の人物であるかどうかは不明であるが、地元にとっては大切な水利権を得た人物として今も語り継がれている。なお、町名の由来となった「虎御前伝説」で知られる虎御前の夫としても知られる。
◆備考:
◆『虎御前伝説』
 「山の桃酢谷に井筒と呼ばれる泉があった。その地に虎御前という名の美女が忽然と現れ、地元の富豪・世々開長者の妻となる。やがて虎御前は身ごもるが、なんと生まれてきたのは15匹の小蛇。驚いた虎御前は、山の女性淵に身を投じた。」

→地域の人々にとって大変馴染みのある「虎御前伝説」。明治22年(1889)4月に町村制が施行され、その際この伝説を偲んで「虎姫村」と名づけられた。その後、昭和15年(1940)12月に町制が施行され「虎姫町」と改められ、現在に至る。

◆参考資料:

『東浅井郡志』黒田惟信著 名著出版 1971年 名著出版
『新註 近江輿地志略全』宇野健一編 弘文堂書店 1976年 弘文堂書店
 
 
 
◆関連項目:虎御前伝説

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